4月分読書会 活動報告(2)

毎日暑いです。

京都は、夏を思わせる空気に包まれています。

本ノ猪です。

 

私はいま、丸山眞男のとある著作と闘っています。

久々に敗北しそうになっていますが、なんとか頑張っています。

打倒、丸山眞男!(泣)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

気を取り直して、活動報告(2)を行います。

以下のレジュメ&感想談は、今回初参加の「秋山白さん」のものです。

 

感想談↓

「今回私は初めて猪氏の読書会に参加したので、始まるまでどんな雰囲気なのかおっかなびっくりでした。しかし「にしたつ」さんのたいへん分かりやすい銀貨の含有量の発表を筆頭に、皆さんのそれぞれの発表はどれも違う切り口で、『狼と香辛料』を二重に三重に四重に読み込めたので有意義な時間を過ごすことができました。またSkypeを通しての人とのやり取りをしているので現地に来れない人でも参加できることに文明の利器を感じていました。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

秋山白さんの問題関心は、『狼と香辛料』を文学的にどのように評価するか、でした。

物語の主人公の年齢に着目したり、会話の滑らかさを評価したりと、

一つの文学・ライトノベルとしての分析に取り組んでいました。

前回のにしたつさんのレジュメは、

狼と香辛料』内の金融システムなどに目を向けた内容であったのに対して、

それとは異なった視点からレジュメが作られていたために、

読書会での議論を更に盛り上げるきっかけになったと思います。

 

本読書会は、ある一冊の本に対して、

ある一つの見方を強制する場ではありません。

勿論、本の内容が全く考慮されていない主張には問題があるとは思いますが、

出来る限り、色々な解釈が行き交うような、

多種多様な読書会にしたいと思います。

 

それでは、失礼いたします。