2020年・2月分読書会 活動報告(1)

みなさん、こんにちは、本ノ猪です。

2月23日(日)の14時00分から18時30分までの4時間半、

2月分の読書会を開催しました。

課題図書は、

 

高部正樹『戦友 名もなき勇者たち』(並木書房、2008)https://amzn.to/2u6NBDn

 

でした。

 

*参考資料(課題図書の内容紹介)

 アフガニスタンでの戦いからもどった著者がつぎに選んだ戦場は、軍事政権の圧政がつづくミャンマーだった。タイとの国境付近で半世紀以上も独立闘争を展開する「カレン民族解放軍」。 ここには若き日本人兵が深く戦いにかかわっていた。日本のパスポートを捨ててカレンに尽くした男、常に死を意識しながら最前線を死守した男、マラリアに苦しみながらも巡回医療チームの警護を引き受けた男……。 何の見返りも求めず、遠い国の少数民族のために命を捧げた男たちとのかけがえのない日々を描く本格ノンフィクション!https://www.amazon.co.jpより)

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高部正樹『戦友 名もなき勇者たち』(並木書房、2008)⇒https://amzn.to/2u6NBDn

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今回は「2020年・2月分読書会 活動報告(1)」ということで、課題図書の推薦者である「ふかみんさん(@arisaemaurashi)」のレジュメと感想を以下に掲載したいと思います。

 

ふかみんさんのレジュメ↓

 

感想↓

今回は私が推薦した本が取り上げられて、とても嬉しかったです。
苦労してレジュメを作った甲斐がありました。

 今回とても興味深かったのは、世代が違うと考え方や価値観がだいぶ違う事でした。
私や著者の高部正樹氏はどちらかというとまだ「ぬるま湯」的な世の中を知っている世代であること、そして今回の参加者さん達が不況の時代に生まれ育ち、生きているだけで精一杯な、先の見えない世の中にいる事を思い知りました。

 あの時代の若者だからこそ、傭兵になり、生き生きと生きることが出来たのと同時に、高部氏の強靭な心身と強運があってこその著書だったなと思いました。

 高部氏にはレジュメ作成時にも質問を沢山させていただき大変感謝しています。

 また、参加者の皆さん自身が決して好んで読まない本を読んで下さり、また自分なりの意見や感じたことを語って下さり、ありがたかったです。

 若い参加者さんを見ていると、日本の将来は捨てたものではないなと思いました。みなさんよく勉強しているな、と尊敬しました。

 今回の本で、戦争の最前線のなんたるかを知る事により、それぞれの戦争観が変わるかどうかはわかりませんが。
 少なくとも自分は戦争をしたくないと思える内容だったと思います。

 高部氏のような男の中の男が失業してしまうような、平和な世の中であればいいと思います。

 なんの見返りも考えずに戦う姿は、悲しいけどカッコいい。でも、若い人に真似をして欲しくない……なんとも複雑な心境です。

 とにかく、著者の高部正樹氏をはじめ、主催者さん、参加者の皆さんには感謝の意を表したいです。
 みなさん、本当にありがとうございました。

(本ノ猪コメント:ふかみんさん、今回は意義深い本を推薦頂きありがとうございました。また、推薦者ということで、大変分かりやすいレジュメを作ってくださったことにも感謝しております。
『戦友』は、ふかみんさんが感想の中でもおっしゃっている通り、普段「読書好き」だと自負している人たちには、あまり手に取られることがないジャンルの本です。だからこそ、読書会の課題図書として選ばれたことには意味があったと思っています。
 レジュメの作成に関しては、著者の高部正樹さんに別個お話を伺って書かれた部分もあり、大変驚きました。ふかみんさんのレジュメ作りにご協力頂いた高部さんには、心から感謝しています。ありがとうございました。) 

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以上で「2020年・2月分読書会 活動報告(1)」を終ります。

ご覧頂きありがとうございました。