2020年・8月分読書会について
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
今回は、「2020年・8月分読書会について」ということで、
8月分読書会の概要について、簡単に示したいと思います。
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【8月分読書会概要】
○課題図書:J・D・サリンジャー著、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)⇨https://amzn.to/31fzZm0
○開催日:8月29日(土)*変更あり
○参加方法:できるだけ事前に課題図書を読んでくる(「絶対」ではない)。
現地参加&スカイプ参加
*読書会参加希望の方は、Twitter:本ノ猪(@honnoinosisi555 または @honnoinosisi123)に連絡をお願いします。
*新型コロナウィルス感染症対策のため、積極的にSkypeでの参加者を募集しています。
J・D・サリンジャー著、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)⇨https://amzn.to/31fzZm0
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以上で「2020年・8月分読書会について」を終ります。
ご覧いただきありがとうございました。
2020年・7月分読書会 活動報告(1)
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
7月26日(日)の14時00分から18時00分までの4時間、
7月分の読書会を開催しました。
課題図書は、
スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版)⇒https://amzn.to/32huaGD
でした。
スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版)⇒https://amzn.to/32huaGD
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今回は「2020年・7月分読書会 活動報告(1)」ということで、課題図書の推薦者である「つるばみさん(@kamus_lpzn)」のレジュメと、読書会参加者の「イノモトさん(@SOSO68464278)」の参加後の感想を掲載します。
つるばみさんレジュメ↓
イノモトさん感想↓
「スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』感想
私は今まで自己啓発本を読んだことがなかった。読む前は、自己啓発本とはビジネスで成功する方法のみを描いた、倫理的にも論理的にも怪しいものかと思っていた。つまり偏見をもっていたのだ。それが今回分かった。
少なくともこの本は、私の持っている道徳と反するところはなかった。ビジネスだけではなく生きる姿勢について書いており、小手先のテクニックよりも根本的な見方が大切であるとの考え方は100%同意できる。ノウハウの部分も妥当で、構造的に考える方法は個人的には小学生くらいから教えるべき内容だと感じた。
これは「よい本」だ。しかし私にとって「素晴らしい本」ではない。今のところは。
どうして内容に同意できるのに私個人に響かないのか。それは読み方のスタンスにあるのかもしれない。
今回の読書会で話し合う中にも「この本はどのようなスタンスで読むべきなのか?」という問いが漂っていたように思う。文章のよさや論理展開に注目するのか、実際に役立つ面を重要視するのか。あるいは自己啓発本の歴史の中の位置づけを見るのか。
本の読み方についても”パラダイム”があり、変えるためには刺激(読書会のような)が必要であり、タイミングもあるだろう。
今後私がこの本を読み返し、深く共感し実践にチャレンジする日が来るかもしれない。未来は分からない。今はこの本を読めたこと、この本を紹介してくださったことに感謝している。」
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以上で「2020年・7月分読書会 活動報告(1)」を終ります。
ご覧いただきありがとうございました。
2020年・7月分読書会について
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
今回は、「2020年・7月分読書会について」ということで、
7月分読書会の概要について、簡単に示したいと思います。
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【7月分読書会概要】
○課題図書:スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版)⇒https://amzn.to/32huaGD
*今回は分量が多いため、本文第二部「私的成功」までを読んでくる範囲とします。
○開催日:7月26日(日)*変更あり
○参加方法:できるだけ事前に課題図書を読んでくる(「絶対」ではない)。
現地参加&スカイプ参加
*読書会参加希望の方は、Twitter:本ノ猪(@honnoinosisi555 または @honnoinosisi123)に連絡をお願いします。
*新型コロナウィルス感染症対策のため、積極的にSkypeでの参加者を募集しています。
(参照:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』の目次(第二部まで))
はじめに
第一部 パラダイムと原則
インサイド・アウト
個性主義と人格主義
第一の偉大さ、第二の偉大さ
パラダイムの力
パラダイムシフトの力
見方=あり方
原則中心のパラダイム
成長と変化の原則
問題の見方こそが問題である
新しいレベルの思考
7つの習慣とは
「習慣」の定義
成長の連続体
効果性の定義
三つの資産とは
組織の成果を生み出す能力
この本の活用方法
この本がもたらしてくれること
第二部 私的成功
第1の習慣 主体的である
パーソナル・ビジョンの原則
社会通念の鏡
刺激と反応の間
「主体性」の定義
率先力を発揮する
自分から動くのか、動かされるのか
言葉に耳を傾ける
関心の輪/影響の輪
直接的、間接的にコントロールできること、そしてコントロールできないこと
影響の輪を広げる
「持つ」と「ある」
棒の反対側
決意を守る
主体性:三〇日間テスト
第1の習慣:主体的である 実践編
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
パーソナル・リーダーシップの原則
「終わりを思い描くことから始める」とは?
すべてのものは二度つくられる
描くか委ねるか
リーダーシップとマネジメント:二つの創造
脚本を書き直す:あなた自身の第一の創造者となる
個人のミッション・ステートメント
内面の中心にあるもの
さまざまな中心
あなたの中心を明らかにする
原則中心
個人のミッション・ステートメントを記し活用する
脳全体を使う
右脳を活用する二つの方法
役割と目標を特定する
家族のミッション・ステートメント
組織のミッション・ステートメント
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める 実践編
第3の習慣 最優先事項を優先する
パーソナル・マネジメントの原則
意志の力
時間管理の四つの世代
第Ⅱ領域
「ノー」と言うためには
第Ⅱ領域に入るためには
第Ⅱ領域ツール
第Ⅱ領域をセルフ・マネジメントする
第Ⅱ領域に生きる
第四世代の利点
デリゲーション:PとPCを高めるために
使い走りのデリゲーション
全面的なデリゲーション
第Ⅱ領域のパラダイム
第3の習慣:最優先事項を優先する 実践編
スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版)⇒https://amzn.to/32huaGD
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今月の読書会の課題図書は、自分が色々な意味で敬遠していた一冊『7つの習慣』です。
開催しはじめてから2年以上の月日が流れている本読書会ですが、所謂「自己啓発本」を取り上げるのは、今回が初めてです。
実はかなり前から「7つの習慣で読書会をやろう!」と言ってくださっていた読書会のメンバーがおり、いつやろうかとタイミングをはかっていたのですが、今月ようやく実現に至りました。
読書好きを自称している人間であれば、「読まず嫌い」というのが最も避けるべき態度の一つであることは肯けると思います。「書店でよくみかけるが……俺が読む本ではないな」と一人合点して、下手をすると一生読まないで済んでしまいそうな本を、あえて手に取る契機を作るとすれば、「読書会」を利用する手はないでしょう。
今回は、課題図書の推薦者がボリュームのあるレジュメを作成してくださるとのことで、未読であっても楽しめる読書会になるのではないかと思っています。
「7つの習慣なんて……」と顔にシワを寄せてしまう人ほど、ぜひ読書会に参加して頂ければと思います。
読書会参加に関するご連絡は、常時お待ちしております。
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以上で「2020年・7月分読書会について」を終ります。
ご覧頂きありがとうございました。
2020年・6月分読書会 活動報告(2)
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
今回は「2020年度・6月分読書会 活動報告(2)」ということで、読書会参加者(つるばみさん&秋山白さん)の読後感/参加後の感想を掲載したいと思います。
○つるばみさん(@kamus_lpzn)
【読後感】
「川端康成の雪国の感想なんだけど、深淵を覗いているようで覗かれているような肌寒さを感じましたね。(読書会当日は)比喩がすごいとかいうアホ極まりない感想を述べていましたが、比喩から何を連想"させられるか"が大事なのではないかなと。
比喩表現、特に暗喩を理解して汲みとれる人間からするとかなり情景としてありありと"浮かばされた"んだよ。"浮かべた"んじゃない。この本には強制力がある。読者様が一方的に読むものじゃなくて、高尚な技術で想像させる本だ。故に、心を覗かれているように感じる。主導権が本にある。」
【参加後の感想】
「本日の読書会で、初めて川端康成の本を読みました。特に地の文の表現が美しく、終始圧倒され続けていました。
会の中で、心理描写の抽象的な部分について、複数の疑問点を言語化し話し合い、参加者の価値観や、その当時の男女間の人間関係や歴史的背景の理解につながりました。」
○秋山白さん(@iJJVl6Gf8VdAh1T)
「川端康成『雪国』感想
まず、内容を知らずに読んだ『雪国』が色恋の話であったことに驚いた。しかしその内容に染まりきらないほど文章から澄んだ白さを感じた。次に初稿の出版から12年(たしか)たち、作品後半の「流れ星」と「火災」の場面を加筆して現在の『雪国』が完成したとこは衝撃であった。『雪国』は、現代からみれば長編とは言えない。そんな一つの作品に何年もかける精神力は並大抵のものではないと思う。
その他、読書会中に出た話題を以下にあげる。
・ガマガエルの鳴き声はことがおこる隠喩
・「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という冒頭で読者の心をつかむ。
ex「吾輩は猫である」
・初稿『雪国』は戦前に書かれ、現在の『雪国』は戦後に書かれた。
・作中の鏡の描写は島村の間接的な生き方を反映したものか。
・作中にはあるのは、色or恋愛?
・ラストで島村と駒子が火災にあった葉子を目撃するが島村の気持ちが揺れているようには読めない。しかし島村は少し時間を経て、葉子の死を実感するのではないか?」
(画像は、田村茂『素顔の文士たち』河出書房新社、2019、P9⇒https://amzn.to/2rPmKdE)
川端康成『雪国』(新潮文庫)⇒https://amzn.to/2MCSJos
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読書会の参加者の感想文を読んでいて改めて感じたのは、一冊の本を読み込むことの難しさである。自分の中ではあまり印象に残らなかった一文が、他の参加者においては重要なものとして捉えれていることは少なくない。例えば、直接的にではなく、間接的に登場人物の心情の変化を示している一文があったとして、そこに目が行かず、軽く流してしまったとしたら、小説全体の捉え方も変わってしまうだろう。
今回私は『雪国』の読書において、そのことを痛く感じた。深い理解に近づくためにも、やはり読書会は有意義である。
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以上で「2020年・6月分読書会 活動報告(2)」を終ります。
ご覧頂きありがとうございました。
2020年・6月分読書会 活動報告(1)
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
6月28日(日)の14時00分から18時30分までの4時間半、
6月分の読書会を開催しました。
課題図書は、
川端康成『雪国』(新潮文庫)⇒https://amzn.to/2YA5YNV
でした。
(画像は、田村茂『素顔の文士たち』河出書房新社、2019、P9⇨https://amzn.to/2rPmKdE)
川端康成『雪国』(新潮文庫)⇒https://amzn.to/2MCSJos
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今回は「2020年・6月分読書会 活動報告(1)」ということで、本ノ猪(@honnoinosisi555)のレジュメを掲載します。
レジュメ↓
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今月は、汗したたる時節の中で、白雪積もる小説をよむという趣き深い(?)読書会となりました。
感染症による外出自粛は一応の終わりを見せているため、通常通り京都の某古書店で読書会を再開しようとも思ったのですが、「今月までは様子を見よう」ということで、Skypeのみでの開催となりました。
課題図書の『雪国』は、戦前・戦後を通して活躍した川端康成の代表作で、数ある文豪の小説を収録している新潮文庫のなかでも、トップクラスの発行部数を示しています。
ということは、それだけ読者の数も多いということになりそうなものですが、実際は周囲の友人・知人の話をきいてみると「実は読んでない……」という返事が少なくない。この事実に気付いたことが一つのきっかけとなって、「読書会で課題図書にして、読んでしまおう」と思い至りました。
『雪国』の魅力は、主人公・島村、駒子、葉子の間で交わされる会話と、それを通じた心の変化にあります。露骨な性的描写を排して、男女の微妙な関係性を示す川端の文章能力には、ただただ唸らされました。また、直接的な表現を避けることによって、読者の側の解釈に幅が広がるため、読書会に非常に適した小説であるとも感じました。
「『雪国』を課題図書に推薦してよかったな」と心から思います。
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以上で「2020年・6月分読書会 活動報告(1)」を終ります。
ご覧いただきありがとうございました。
2020年・6月分読書会について
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
今回は、「2020年・6月分読書会について」ということで、
6月分読書会の概要について、簡単に示したいと思います。
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【6月分読書会概要】
○課題図書:川端康成『雪国』(新潮文庫)⇒https://amzn.to/2MCSJos
○開催日:6月28日(日)*変更あり
○参加方法:できるだけ事前に課題図書を読んでくる(「絶対」ではない)。
Skype参加。
*読書会参加希望の方は、Twitter:本ノ猪(@honnoinosisi555 または @honnoinosisi123)に連絡をお願いします。
*新型コロナウィルス感染症対策のため、積極的にSkypeでの参加者を募集しています。
今回の課題図書は、 本好きなら知らない人はいない川端康成の名著です。しかし、実際はきちんと読み込んだことがなかったり、ほんとうは未読であったりなどする一冊でもあると思います。そこで一度読書会の機会を通して、一緒に読んでいきましょう!
(画像は、田村茂『素顔の文士たち』河出書房新社、2019、P9⇨https://amzn.to/2rPmKdE)
川端康成『雪国』(新潮文庫)⇒https://amzn.to/2MCSJos
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以上で「2020年・6月分読書会について」を終ります。
ご覧いただきありがとうございました。
2020年・5月分読書会 活動報告(2)
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
今回は「2020年・5月分読書会 活動報告(2)」ということで、本ノ猪(@honnoinosisi555)のレジュメを掲載します。
レジュメ↓
中江兆民著、桑原武夫・島田虔次訳・校注『三酔人経綸問答』(岩波文庫)⇒https://amzn.to/2YA5YNV
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今回『三酔人経綸問答』を読んで一番に感じたのは、設定の面白さである。
「三人の男が酒を飲みながら政治談議で盛り上がる」――大変シンプルであるが、これが読者を惹きつける。
読書会参加者の一人が、「洋学紳士の話が長い」とツッコミを入れて、他の参加者も「たしかに」と頷く。言われてみれば、三人が平等に意見を述べていくというよりは、洋学紳士の独演会に、どう豪傑君と南海先生が鋭いツッコミを入れるかという話になっていることが分かる。それはそれで面白いので、一向に構わないのだが。
『三酔人経綸問答』というタイトルだけを見ると、「小難しい議論を何百ページにもわたって突きつけられるのか……」と敬遠してしまいがちになるが、内容の難易度の場合でいえば、近代日本思想に纏わる本の中でも際立って分かりやすい本となっている。もし手に取るかどうか悩んでいる方がいれば、ぜひ手に取ってみて頂きたい。
感想お待ちしています!
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以上で「2020年・5月分読書会 活動報告(2)」を終ります。
ご覧頂きありがとうございました。