2020年・8月分読書会 活動報告(1)
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
8月29日(土)の14時00分から18時30分までの4時間半、
8月分の読書会を開催しました。
課題図書は、
J・D・サリンジャー著、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)⇒https://amzn.to/31fzZm0
でした。
J・D・サリンジャー著、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)⇒https://amzn.to/31fzZm0
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今回は「2020年・8月分読書会 活動報告(1)」ということで、課題図書の推薦者である「蛍さん(@kei__sui)」のレジュメを掲載します。
レジュメ↓
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今回の読書会は、世界各国で読み継がれてきている、J・D・サリンジャーの代表作『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が課題図書でした。
推薦者の蛍さんは、最初『ナイン・ストーリーズ』という同著者の別作品を推薦してくださったのですが、読書会での取り上げやすさなどを考えて、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に変更させて頂きました。レジュメ作成の件も含めて、蛍さんのご協力には感謝しております。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に対する読書会参加者のコメントを聞いていて、強く印象に残った点に「読者の視点の2種類」がありました。つまり、〈キャッチャー・イン・ザ・ライ』の読者には、主人公の言動を「(かつての)私」と照らし合わせて読む人と、「こういう子いたなー」と主人公を客観的な視点から観察する人、の2種類がいたということです。(ちなみに、推薦者の蛍さんや私(本ノ猪)は後者でした。)
ただ、後者にあてはまる人であったとしても、完全に突き放して観察しているわけではなく、所々共感を覚えながら見つめていました。私の場合は何度も「主人公のようには度胸がなくて動けないな……」とかつての自分を反省的に振り返りました。
総じて今回の読書会は、参加者が『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に対する共感ポイントを語り合い、その「魅力」を発掘していくことができた、充実した内容になったと思います。
参加者の皆様、ありがとうございました。
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以上で「2020年・8月分読書会 活動報告(1)」を終ります。
ご覧いただきありがとうございました。