2020年・5月分読書会 活動報告(1)

みなさん、こんにちは、本ノ猪です。

5月31日(日)の14時00分から18時30分までの4時間半、

5月分の読書会を開催しました。

課題図書は、

 

中江兆民著、桑原武夫・島田虔次訳・校注『三酔人経綸問答』(岩波文庫)⇒https://amzn.to/2YA5YNV

 

でした。

 

今回の課題図書は、南海先生、豪傑君、紳士君の三人が、酒を飲み交わしながら、政治・国家・平和などについて語り合うというストーリーとなっていました。1887年5月に刊行された本でありながら、いまなお色あせない名著です。
未読の方は、ぜひ読んでみてください!

 

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中江兆民著、桑原武夫・島田虔次訳・校注『三酔人経綸問答』(岩波文庫)⇒https://amzn.to/2YA5YNV

 

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今回は「2020年・5月分読書会 活動報告(1)」ということで、今月の課題図書を推薦してくださった「Kamikawaさん 」(@Theopotamos)のレジュメを掲載します。

 

 

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今回は、Twitter上の学問仲間でもあるKamikawaさんにレジュメを作成していただきました。レジュメは、『三酔人経綸問答』の内容の簡潔な要約とともに、この本の背景にあった時代状況が分かりやすく解説されており、大変参考になりました。

Kamikawaさんは「『三酔人経綸問答』に登場する西洋紳士、豪傑君、南海先生には、それぞれに実在する人物が想定されていたのではないか」という問題設定のもと、例えば「西洋紳士」のモデルとして、若き徳富蘇峰を挙げていた点は、特に面白かったです。

現代において読んでも、一程度の面白さを享受できる『三酔人経綸問答』ですが、さらに時代背景をおさえておくことによって、内容の理解も深められると思います。それを再確認することができたレジュメでした。ぜひご覧ください。

 

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以上で「2020年・5月分読書会 活動報告(1)」を終ります。
ご覧頂きありがとうございました。