2019年度・11月分読書会 活動報告(1)

みなさん、こんにちは、本ノ猪です。

11月24日(日)の13時00分から17時00分までの4時間、

11月分の読書会を開催しました。

課題図書は、


安田浩一『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書、2018)https://amzn.to/2pX8oXI

 

戦前右翼から「ネット右翼」にいたるまで。一言で「右翼」と纏めるには、あまりにも思想・姿勢に違い(バリエーション)があることを認識できた読書会となりました。

___________________________________

今回は「2019年度・11月分読書会 活動報告(1)」ということで、「本ノ猪(@honnoinosisi555)」のレジュメと感想文を掲載したいと思います。

 

レジュメ↓

 

感想文↓

今月の読書会も無事に終えることができました。
 今回は、いつもSkypeを使って参加している神川さん()が、京都の会場の方に足を運んでくださいました。神川さんは関東出身で、終了後新幹線で帰宅するというハードスケジュールだったので、心から「お疲れ様でした」と言いたいです。

 課題図書『「右翼」の戦後史』は、新書でありながら、「「右翼」の通史」としてクオリティーの高い一冊でした。特に、戦前右翼からその流れをくむ戦後の右翼に関する記述は、著者の安田さんが彼らの生き方にある種の「共感」を抱いていることもあって、ときに感動的でさえありました。一方、ネット右翼をはじめとする現代の右翼の説明になると、そこから「共感」はなくなり、批判性が前面に出てきます。

 読書会の参加者の中には、「なぜ「ネット右翼」になってしまう人がいるのか?」という点に関して、もう少し議論した方がいいのではないか、という意見を持つ人がいました。「現実社会に居場所が無いから」「ネット依存に問題があるのではないか」――自分の実感をもとに様々な意見が出たことは、読書会の一つの収穫となったと思っています。

 12月も読書会を開催予定です。ご連絡お待ちしています!

f:id:honnoinosisi555:20191105095858j:plain

安田浩一『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書、2018)https://amzn.to/2pX8oXI

_________________________________

以上で、「2019年度・11月分読書会 活動報告(1)」を終ります。ご覧頂きありがとうございました。