2019年度・7月分読書会 活動報告(4)

みなさん、こんにちは、本ノ猪です。

今回は「2019年度・7月分読書会 活動報告(4)」ということで、「秋山白さん(@akiyamahaku)」のレジュメと感想を掲載します。

_____________________________

レジュメ↓

 

感想↓

 「読みがガバガバでした。仏教についての入門書として再読させてもらいます。すみませんでした。」

⇒なぜに謝る( ゚Д゚)

 

f:id:honnoinosisi555:20190707174337j:plain

課題図書:佐々木閑『ネットカルマ』(角川新書、2018)⇒https://amzn.to/2JjQ6Hx

_____________________________

秋山白さんのレジュメには、『ネットカルマ』という本そのものを考える上で、大変重要な指摘があった。その箇所を以下に引用する。

 

「この本の推薦者には失礼だが、あんまり面白い!と思えながら読めなかった。それはたぶん、自分は人よりもネットに対してうとく、もともと興味の薄い話題であったかもしれない。それともう一つ面白い!と思えない理由として、この本の対象年齢が若者ではなく、ご高齢の人に向けて書かれたように思われた。」

 

この文章からは、「『ネットカルマ』の対象読者は誰か?」という一つの疑問を抽出することができる。「ネット」という話題を前面に押し出しているところを見ると、ネット現役世代、つまり「若者」が対象読者ということになる。ただ、『ネットカルマ』の本文を見ても分かる通り、おそらく多くの「若者」は、この本の中のメッセージを掴む前に、読むのをやめてしまうか、そもそも手に取らない可能性がある。そうなると、最初から「ネット」に対して違和感・警戒心をもっている人間が、『ネットカルマ』の対象読者として浮上することになるが、それではわざわざ「ネットカルマ」という造語を生み出してまで、「ネット」の付き合い方を提示する必要性がなくなってしまう。秋山白さんが上記の文章で「この本の対象年齢が若者ではなく、ご高齢の人に向けて書かれたように思われた。」といっているのは、このところから起因していると言える。
つまり、『ネットカルマ』という本には、へたをすると「どの年齢層からも相手にされない」という事態を想定することも可能だということだ。このような事態を打開する上でも、今回のように読書会で課題図書として取り上げることは大切になってくる。著者である佐々木閑先生からすれば「大きなお世話」かもしれないが、少しずつ周囲の人に『ネットカルマ』をお薦めしていければと思う。

 

ぜひ、読んでみてください!⇒佐々木閑『ネットカルマ』(角川新書、2018⇒https://amzn.to/2JjQ6Hx

感想お待ちしています!

_______________________________

以上で「2019年度・7月分読書会 活動報告(4)」を終ります。

ご覧頂きありがとうございました。