2019年度・5月分読書会 活動報告(4)

みなさん、こんにちは、本ノ猪ですっ!

今回は「2019年度・5月分読書会 活動報告(4)」ということで、つるばみさん(@thurubami_ramu)のレジュメと感想文を掲載します。

 

レジュメ↓

 

感想文↓

 「今日の読書会では、平成時代の特徴を振り返ってみた。
昭和以前と比べると、やはり技術進歩等のポジティブな大きな出来事は無い。

 著者は平成時代を暗く捉えているが、私個人は、令和という時代はいい意味で大きな転換期になるだろうと確信している。「右肩上がり」だった団塊の世代労働人口からいなくなったからだ。

 団塊の一つ下の、「しらけ世代」は、最も冷静に現実を見ている。安倍晋三庵野秀明もここにあたり、日本の社会問題に対して論理的に対策を講じてくれると期待している。

 

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片山杜秀『平成精神史』(幻冬舎新書、2018)⇒https://amzn.to/2K5kxll

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今回つるばみさんには、皇位継承問題を扱っている第7章と、歴史文学・SF文学・ホラー映画・『シン・ゴジラ』・村上春樹作品などを扱う第8章という、ジャンルが多岐にわたる二つの章をレジュメに纏めて頂きました。

レジュメを読んで、特に興味深かった記述は以下の文章でした。

本題というかこの本を読んでいくつかの気づきを得た。 そもそも学問を学ぶ意義は、自らの興味によるところが大きい。私は理系が得意で文系を苦手とする典型的な理系バカだったのだが、理系と文系を隔てる最も大きな差はなんなのだろう? 本書を読んで、一つの仮説として、最も楽しいポイントが違うのではないかと考えた。 「文系は学んだその後」が最も楽しく、「理系は学んでいる最中」が最も楽しい。

今回の『平成精神史』が、読んだ後に本当の面白さを与えてくれる書籍であるのか。この疑問は、本書を課題図書に推薦した人間としては、非常に気になる点です。

レジュメの記述以外にも、つるばみさんの発言には興味深いものが多くありました。

とくにその中でも、最近のジャンプ漫画の幾つか(『約束のネバーランド』『鬼滅の刃』)を「令和マンガ」と位置付けて、その特徴を述べていたのは、最近漫画をめっきり読んでいない人間としてはとても新鮮でした。

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以上で、「2019年度・5月分読書会 活動報告(4)」を終ります。

ご覧いただきありがとうございました。