2019年度・5月分読書会 活動報告(3)

みなさん、こんにちは、本ノ猪です。

今回は、「2019年度・5月分読書会 活動報告(3)」ということで、ベコ太さん(@kobe_ota31)のレジュメと感想文を掲載します。

 

レジュメ↓

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感想文↓

読書会といったものに参加するのは初めてでした。音読とかするのかと思っていましたが、参加者が作ってきたレジュメをもとに討論していくスタイルでだったので、大学のゼミの時間を思い出してやりがいがありました。そして疲れました。でも、レジュメのおかげで課題図書を読めていなくても参加できるのが読書会初めての人にも良いかなと思いました。あと、課題図書の内容に沿って議論していくのかな?と予想していたのですが、本の内容からどんどん話題が派生していったりして自由な雰囲気なのが面白かったです。また参加したいと思いますので、その時はまた宜しくお願いたします。

 

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ベコ太さんは、今回が読書会初参加となりました。

初参加でありながら、『平成精神史』の第5・6章のレジュメ作りをお願いしたのは、ベコ太さんと事前に何度かお話しした感触で、「政治」に関する一程度の知識をお持ちだなと思えたためです。その観測は、間違っていないことが、読書会を通じて分かりました。

『平成精神史』の第5・6章では、「二大保守政党制」「日本会議の設立過程」「日本のナショナリズムの変遷」「創価学会日本会議」などについて言及がなされていました。どの項目も、現代の日本で現在進行形で議論が続いている諸問題ですが、それを的確に纏めているベコ太さんのレジュメは、大変参考になるものでした。

以下に、ベコ太さんのレジュメから、第5・6章全体を通しての感想を引用したいと思います。

第 5 章・第 6 章の感想 まず、他の章でもそうだが論文というよりもエッセイ的な表現で読みやすいものとなっていたが、反 面主観的ではないのかと思える箇所もあった。第 5 章では日本会議の成立過程について黛敏郎の功績と してページを割いているが、人の集まりがそんな単純なものだったのかという疑問もある。 対して、日本の国民国家分析や政治分析についてはアメリカの政治学者であるダールのポリアーキー 理論を応用しているように思われ政治学者らしい内容である。

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以上で、「2019年度・5月分読書会 活動報告(3)」を終ります。

ご覧頂きありがとうございました。