2019年度・3月分読書会 活動報告(2)
みなさん、こんにちは、本ノ猪です。
最近、これまでより少しだけ真剣に「料理」(?)に取り組んでいます。
これまでは、結構な割合で「鶏肉」にお世話になることが多かったのですが、「魚」も「料理」に取り入れるようにしました。
その結果(といったら言訳ですが)、もともとあった体重がさらに増えてしまいました……。
やはり、自分には「料理一品(ひとしな)」生活が向いているのかもしれません。
……でも当分は、料理生活を続けていきたいと思います。
___________________________
今回は「2019年度・3月分読書会 活動報告(2)」ということで、
わたくし本ノ猪(@honnnoinosisi555)のレジュメと感想文を掲載したいと思います。
レジュメ↓
感想文↓
「今回の課題図書は中井英夫『虚無への供物』ということで、正直ひやひやしながらの読書会開催となった。
その「ひやひや」の原因は、主に二つ。
一つは、この本が「三大奇書」であること。
二つ目は、「ミステリー小説」で語り合えるのか、という不安である。
会を終えてみると、上記のような「ひやひや」や「不安」があった割には、楽しい読書会を行なえたように思うが、一方で反省点も幾つかある。
まず何よりも、レジュメ発表者以外の参加者に、ほとんど意見を言ってもらう機会がなかった点である。これは、自分もレジュメ発表者の一人として、猛省しなければならない。
なぜこんなことになってしまったのか?
理由ははっきりしている。
『虚無への供物』の内容を十分に理解できていなかった、これに尽きる。
前回の「2019年度・3月分読書会 活動報告(1)」内で紹介した、秋山白さんのレジュメを駆使して、なんとか物語の全貌を明らかにしようと努めたが、結局惨敗したいと言わざるをえない。
来月の読書会では、絶対にこんなことにはならないようにしよう」
_______________________________
今回の私のレジュメでは、とくに持論は示さずに、『虚無への供物』を読む上で知っておくといいと思われる情報について、幾つか紹介することに徹した。
幾つかの情報の内、私がとくに注目してほしいのは、「細かな情報③:犯罪率関連資料(『平成12年版警察白書』参照 )」の「図1-4 殺人の認知・検挙状況の推移(昭和21~平成11年」のグラフ。
『虚無への供物』において重要な年である「昭和29年(1954年)」は、このグラフ上最も「殺人の認知件数・検挙件数・検挙人員」の数値が高い年であった。
この事実は、中井英夫の時代感覚を如実に物語っている。
その他にも、いろいろな関連情報を示したので、ぜひレジュメをご覧頂けると嬉しいです。
『虚無への供物』をチェック⇒(上巻: https://amzn.to/2Fv2RwJ、下巻:https://amzn.to/2U7qsfe)
_____________________________
以上で「2019年度・3月分読書会 活動報告(2)」を終ります。
お読み頂きありがとうございました。