5月分読書会 活動報告(3)
教養深い人と交流し、日々自分の勉強不足を嘆いています、
本ノ猪です。
以前、
「お金と時間が無いから、先生方が新しく刊行される本を読み事ができない」
とツイッター上で呟いたところ、
「図書館に注文して、読め!」
というお言葉を幾つも頂き、
「なるほど…それでいいのか」
と思いました笑
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どうでもいい話はここまでにして、
今回は、活動報告(3)ということで、
三人目の発表者、秋山白さん(@akiyamahaku)のレジュメ&感想文を見ていきたいと思います。
レジュメ↓
感想文↓
「自分の読解力の甘さを突きつけられら。できるだけ丁寧に精読してきたつもりだったがダメだった。私の考えはあくまで作中の事柄にしか向かっておらず、読書会で議論しているうちに、そこに書かれていない、意図的に伏せられている、それでもありえそうな予想をたてみんなで検証していく、小説だからこそできる、自由な解釈の推理がきでた楽しい読書会だった。」
秋山白さんは、テキストを分析することで、
「『ドグラ・マグラ』はどこが奇怪なのか」
について考察しています。
その結論として、
①奇異させる=混乱させるテーマ設定
②二転三転する関係
③文章としての読みにくさ
の三つを「奇怪な箇所」の代表例として挙げています。
この三つの要素には、参加者全員が惑わされており、
『ドグラ・マグラ』を奇書たらしめている理由であることは間違いないと思います。
また、秋山白さんは、
「時間の流れ」と「人間関係」
が複雑に絡み合っている『ドグラ・マグラ』の内実を詳らかにするために、
付属資料として
「主人公を中心とした時系列」と「呉家家系図」
を作ってきてくださいました。
「これは便利だ!」
の一言に尽きます。
このブログを読んだ方で、これから『ドグラ・マグラ』を手に取る予定の方は、
是非、上記の秋山白特製図を活用してみてください!!!
以上で、活動報告(3)を終わります。
次回の活動報告(4)が、5月分の読書会活動報告ラストです、
是非読んで頂ければと思います。
それでは、また次回です。